名古屋みなと歯科・矯正歯科 開業支援

背景

名古屋みなと歯科・矯正歯科は医療法人清翔会/正翔会の3件目の分院として2016年9月、名古屋市港区にて開院。エスカ歯科・矯正歯科、岡崎エルエル歯科・矯正歯科にて経験を積まれてこられた星野匡俊先生が院長となる。
港区も歯科医院が多いエリア。しっかりと準備をしていかなければならない。建坪は何坪必要で駐車場は何台分必要か、診療台は何台にすべきか、開業資金はいくらで抑えるべきか、歯科衛生士の採用は成功するか、そして採用後のスタッフ教育はどのように行うのか、このエリアで適切なPRは?など、検討をしながら、各業者さんとの打ち合わせを繰り返しながら開業を迎えた。

取り組み内容

当時、僕自身まだ歯科業界に足を踏み入れて間もなく、経験も浅かった為、医療法人理事長と歯科材料会社の指示、助言を受けながら進めることとなった。仲介業者との借地料の交渉が準備の始まりだった。借地にするか売買にするか、また土地面積に対して価格はいくらが妥当なのか、開院後の来院数を踏まえていくらで抑えるべきかをこれまでの経験から推測し進めていった。建築士、デザイナーとのやり取りも苦労が多かったが、なんとか進めていった。お互いのデザインセンスがマッチしなかったり、こちらの意図がうまく伝わらず打ち合わせも緊張感が増していった。価格、建物デザイン、大方の図面が出来上がると、次は銀行融資の準備だ。各銀行提案金利に差が出た為、サービス内容全体を踏まえて比較検討していった。同時進行で、保健所、法務局、市役所に何度も出向き、各種書類申請を行う。開業予定日から逆算し準備を進めていった。書類不備が原因で開業日を延期せざるを得ない状況に陥ったりもした。スタッフ採用は求人広告、現地開院告知看板、他院スタッフの紹介が効果を発揮し、開業スタートできる人数で構成することができた。WEBサイトの準備もなかなか大変だった。トップページのイメージや掲載内容、文字の大小、位置までこだわって作らなければいけないし、制作会社の経験則と医療現場で診療を行ってきた現場サイドの勘のようなものにも差があり、制作会社は何度も提案するも通らなかったり。結局、複数回の提案後、トップ画のイメージが決まり階層ページの制作が進んでいった。その後は内定スタッフと内覧会業者と協力しあい内覧会準備、診療フロートレーニングを行い、2日間の内覧会を終えて無事開院を迎えることができた。

成果

全体的に不慣れな部分が多い開院準備で開業後はスタッフ間のチームワークも合わさらないシーンもあり順調とは言えなかったが、今ではスタッフも20名程に増え、1日来院患者数も60名を超え、地域の方々に安心して頂ける診療水準を構築することができた。

名古屋みなと歯科・矯正歯科 2016年9月開院
http://www.nagoyaminato-shika.com/

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